2013年5月~7月の学問軌跡。

『ピープル・スキル』ロバート・ボルトンなどを読み、コミュニケーションを精神医学的技法で対処する実践を経た後で迎えた時期です。

①コミュニケーション学

コミュニケ―ションを立体的に考える。

『ピープル・スキル』などにより、コミュニケーションを方法を考えることで改善できると考えました。また、NLPに基づけば多くの印象などを上手く扱えると考えました。

【軌跡】

5/7~6/6辺りまでNLPに興味がある。言葉とそれにおける使い方による相手への印象を与える方法を考える。

6/7『顔を読む』レズリー・A・セブロヴィッツの著作から、若いのにパートタイムで働いている人を見て、FAS(胎児性アルコール中毒症候群)と類似していると解釈して性格を考える。

6/19『お別れの作法』さかもと未明などの著作から、別れる際における精神メカニズムを体系化してみる。

②精神凸凹学

ADHD、アスペルガー症候群を中心として症状と傾向などを学びました。特に『太宰治ADHD説』はアスペルガー症候群の理解などを丁寧に解説する中で、紹介されているため学びになりました。

アスペルガーは「心の理論(セオリオブマインド)」が欠けているため、周りの事を読むことが難しく、判断する材料として論理的な理解を重視してしまう傾向が強い。基本的には認知に対する器官に発達が遅れ、それが故に能力の偏りが生じる(偏って優れていることも多い)。

論理的というのは、単純なロジックも含まれ、多くの人が総合的情報から感覚で察していることを、表面上の意味で捉え行動に移すことも多い。但し、プログラムなどシステム系には強い傾向にある。

論理によって感情を閉じ込めてしまう事も多く、突発的に怒ったり、負の感情をため込んで鬱になり易い傾向がある。また、感情のコントロールが下手で、普通では考えられないようなことに大幅に怒り悪質クレーマーと捉えられることも多い。子供だと原因不明でないたり、こちらの対応を無視して怒ったりする。

外部と共生して生きていくことが難しいためか、執着心が強く、同じものばかり好むことも多い。子供だと水を触り続けることを好んだり、一人で回り続けたりする。

当時の理解はこんなところだと思う。

【軌跡】

6/25 『母親やめていいですか』山口かこを読み、発達障害を始めとする人間の精神の偏りを考える。また『理系クン』高世えりを読み、これも理系的に感じる人の性格の偏りを考える。

7/4『僕はアスペルガー症候群』長谷川知子を読み、自己の病碩学的なアプローチを行う。

7/28この篇最後に、①語りえぬことは沈黙しなくてはならない②雑談をいとうな③必要なことは職場がどのような事を悩んでいるか共有すること、という格率をあげている。①はウィトゲンシュタインの言葉だが藤井聡『プラグマティズムの作法』の影響が大きく、②雑談は齋藤孝『雑談力が上がる話し方』が、③は『職場系心理学』衛藤信之が影響が強く「理動より感動」という言葉から。

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